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ダイニングテーブルのペンダント照明を探し続けてきた中で、一番惚れ込んで、でも諦めた物があります。
(諦めたという意味では過去記事のこちら『いとしのランプちゃん・・・♪』もそうですが)

トムディクソン ビート

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(写真拝借:ヤマギワ)

あまりインダストリアル過ぎる物は本来好みからは外れるのですが、このトムディクソンのビートは違った印象を受けました。

建材だか床材だか何かのメーカーのカタログを見ていた時に『これだ!!』と大袈裟ですがビリっと衝撃が走ったので不思議なものです。

それまではM氏と共通で好きなポールセンのPHあたりかなと思っていたのでかなりの方向転換です。

今思えばこのあたりから我が家のLDKはマニッシュ路線に進んでいったように思います。
この照明にしようと思ったからこそ、キッチンもブラックにと決心できたものですし。
照明なんて部屋の設備のたった一つに過ぎませんが、その威力はもの凄いものですね。

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(写真拝借:ヤマギワ)

これはPHのように単体で存在力を発揮する一個性というよりも、複数の軍隊配列でもってその威力が何十倍にもなる複数性に属するので、複数個取付けてこそとなります。

多分理想の最低個数は3つ。
だって3種類いますし。1人残すなんて寂しい・・・

3つ取付ける場合に必要な幅はビートらの大きさを考慮すると約2メートル。
我が家のダイニングテーブルの計画は2メートルだったので、『これはイケる!』と思っていたのですが、工務店の設計士Iさんからは微妙にNOが出ました。

理由は、我が家の天井高と取付け位置の幅。
照明本体の高さがビート トールで420、ファットで310、ワイドで190あります。

通常照明は床から150〜160センチあたりに器具の下あたりがくるのですが、我が家の天井高2400だと、
2400−1500+420=480
つまりコード部分が48㎝しかなく、ほぼほぼ本体と同じ長さしかとれません。
綺麗に吊り下げるには我が家の天井高では不足ぎみであるということに。

・・・これは確かにそうです。
ペンダント照明はコード部分の長さをいかに出せるかが大事ですしね。

先のヤマギワの写真を元に計算すると、天井高3000でであることがわかりました。
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やはりこの空間の美しさはそれなりの広さでもって成り立ってるんですね・・・

幅にいたっては、確かにダイニングテーブルは2メートルだが、そのテーブルを置くあたりの幅は部屋の中でも少し凹んでいる場所で約2.8メートルしかない。
そこに3つを吊り下げるととても窮屈に見え、奥のキッチンとリビングとを照明で分断してしまい、つながり感が失われるとともに照明のインパクトが大きすぎて奥の壁面タイルなどが陰ってしまうとのこと。

・・・これも確かにそうですね。。

ぐぅ、、、
ということで、ビート達は好きだしグレーのキッチンタイル達とも絶対マッチすると思うけど・・・トムディクソンは泣く泣く諦めることにしました。

設計前から吊り下げたい照明が決まっているならば、そのサイズを考慮した天井高、幅、を設計に盛り込むことをお勧めします。本当に。


自分の家なんだしバランスなんて気にしてないで無理やり取付けようかとも思いましたけど、その子の機能を活かせないのが可哀想に思えてきたというのも諦めた理由です。

後から好きな子が見つかってしまうパターンもあると思うのでなかなか難しいものです。

諦めたと書いておきながらもまだ惜しい気持ちが湧いてきますわ〜

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